神社参拝 – 常陸国出雲大社 (茨城)

神に触れる

茨城県笠間市にある常陸国出雲大社に2023年1月に参拝してきました。

北関東自動車道の笠間西I.Cからを降り、突き当たりを右折し少し進むと左側にある小高い場所に現れます。

島根県の出雲大社と長野県の諏訪大社の延長線上にあると言われている出雲大社常陸、縁結びの神で有名な大国主大神を祀ることで知られ、商売繁盛・厄除け・病気平癒などのご利益があるとも言われています。

急な坂を上ると20台ほど停められそうな駐車場があり、奥に明神鳥居形式としては我が国最大級(高さ約11メートル)の鳥居が佇んでいます。

本殿とは違う方向にあるため伺った時には参道は工事中か何かで使用されていないようでした。

 大鳥居

駐車場入り口側にある急勾配の坂道を少し進むと本殿に続く石段が見えてきます。

第一印象の「注連縄でっか!」のとおり立派な注連縄が目を惹きます。

総檜の大社造りのご本殿と見応えのある大きさの長さ16メートル、重さ6トンの大注連縄は圧巻です。

実はこの注連縄は出雲大社のもの(長さ13メートル、重さ5.2トン)を上回り日本一のものです。

ちなみに第3位は光の道で有名な福岡県の宮地嶽神社のものです(長さ11メートル、重さ3トン)。

参拝されていた方が注連縄に向かって下から硬貨を投げ上げていたので、近くで上を見ると、注連縄の下方に硬貨がまばらに挟まっていました。

注連縄断面にささる硬貨

挟まるとご利益があるかどうかも分からずわたしも真似て投げ上げてみました笑。

本殿を見ると、右側に「因幡の白兎」の逸話や、神話の「国譲り」、七福神の大国様としても有名な御祭神である大国主大神の像が祀られています。

これは出雲一刀彫藤井孝三氏によるもので、神話にある国作りをされている頃のイメージで彫られているものです。

また小さいですが、右手には少名彦那大神が乗っています。

大国主大ご神像

拝殿内の天井には、奥田浩堂(こうどう)氏大作の「常陸の雲」が描かれています。

縦約9m、横約6.9m(約42畳)の大きさで、杉板に墨漆、金箔や銀箔などによる煌びやかな色彩で描かれているものです。

拝殿と天井画

拝殿の手前に龍蛇神社があります。龍蛇神は大国主大神のお使い神として、火難・水難の守護神として、また血の道の障りなどを除かれる神として信仰されています。

龍蛇神社

また第一駐車場脇に薬神神社があります。主祭神の大国主大神と兄弟の誓いを結んび国土経営をした少名彦那神は、特に医薬の道に秀でられ薬神としても信仰されています。

特に、病気・怪我からの回復や癌封じの祈願目的で参拝される方がいます。

珍しい「癌封じ」のご祈祷やお守りもあり、わたしはお守りを授かりました。

薬神神社

薬神神社

薬神神社

こちらの参拝方法は島根の出雲大社と同様「二礼四拍手一礼」です。

普通は「二拍手」ですが、「四拍手」とするのは、「四季を表し、実りと繁栄を祈願している」や「東西南北(四方向)を守護する神に敬意を表している」等諸説あります。

ちなみに出雲大社以外で「二礼四拍手一礼」を採用している神社は他に、宇佐神社(大分)、祐徳稲荷神社(佐賀)、弥彦神社(新潟)などがあります。

みなさんも一度訪れてみてはいかがでしょうか。

主祭神:大国主大神
ご利益:縁結び、家内安全、商売繁盛、金運上昇、五穀豊穣、厄除け、病気平癒など
鎮座地:茨城県笠間市福原2006番地
アクセス:【電車】JR水戸線 福原駅より徒歩7分
【車】北関東自動車道 笠間西I.Cより1km,  国道50号線沿い
御朱印:手書き (社務所にて9:00-17:00に受付け)


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