皆さんは対人関係で悩んだことはありませんか?
実は知っていると対人関係で悩まなくなる方法・考え方があります。
わたしもつい最近偶然知ったのですが、もっと早く知っていればよかったと思える考え方なので皆さんと共有します。
深層心理学三巨頭
19世紀から20世紀にかけオーストリアに深層心理学三巨頭と呼ばれる心理学者がいました。
彼らははフロイト(精神分析学)、ユング(分析心理学)そしてアドラー(個人心理学)の3人で今回はアドラーが提唱する「課題の分離」という内容に触れます。
ここでいう「課題」とは人生で直面するありとあらゆる出来事を指します。
心理学と聞くと何かハードルが高いと思われがちですが、できるだけ簡単に解説します。
結論を言いますと「自分の課題」と「相手の課題」を分けて、自分は「相手の課題」に踏み込まない、相手に「自分の課題」に踏み込ませないことです。
自分の課題と相手の課題を線引きする際の考え方は以下のとおりです。
- 最終的な責任を負うのは誰?
- 最終的な結論を出すのは誰?
この「課題の分離」の考え方が役にたつシーンは以下のとおりです。
- 自分に対する「相手の評価」を気にしてしまうとき → 相手が決めること
- 相手に何かを「強制させたい」とき → 相手の課題に踏み込んでいる
- 「相手からの見返り」を求めてしまうとき → 相手の課題に踏み込んでいる
「自分の課題」と「相手の課題」が分離できていない人同士が出くわすと、ありとあらゆる対人関係上の問題が発生する可能性があります。
「課題の分離」ができていないと、承認欲求に支配された(他人のために生きる)人生となってしままうため、そうではなく本来の姿である、「(お互いを尊重しつつ)自分の人生を生きる」ことが大切となります。
身近な例を1つ挙げると、例えば電車に乗って座っている時にお年寄りが目の前に来ました。
その際にそのお年寄りに席を譲るかどうか決めるのは自分自身の課題です。
席を譲ってもらったことに関しどう反応するかはそのお年寄りの課題です。
ここで感謝を期待することはお年寄りの課題への介入になります。
あくまで自分自身の課題は席を譲ることまでのため、そのお年寄りに感謝されようが拒絶されようが気にしないことが肝要です。
少し分かりにくかったかもしれませんが、相互の課題を分離しかつ相互を尊重することを忘れず、前向きに人のためになることをお互いに実践していきましょう!
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